ECOS(エコス)を知る

ECOS(エコス)のタイヤを徹底解剖!
歴史・製造技術・適合車種・サイズ

ECOS(エコス)についてご紹介するページです。
歴史や製造技術、ECOS(エコス)タイヤが適合する車種やタイヤサイズなどをご紹介します。

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ECOS(エコス)タイヤの開発ストーリー

ヨコハマタイヤの代表的なタイヤブランド「ECOS」は2001年に乗用車用低燃費タイヤとして開発されました。ヨコハマタイヤは1980年代から大型高級車から高性能スポーツカーまで多種多様な車に対応できるような、運動性能に優れたハイパフォーマンスタイヤ(HPT)を中心に市販用タイヤを発売していました。しかし、バブル崩壊を機に、ユーザーのニーズは大型・高級から機能・経済性へと移り変わっていきました。そこで、運動性能に加えて、居住性・静粛性・経済性など様々な機能と特色を兼ね備えたタイヤが求められました。そのため、そのようなニーズに応えるタイヤとして、「ECOS」というタイヤブランドが開発されました。

こうした時代背景の中で、1996年、ECOSの元となる新プロジェクトがはじまりました。ヨコハマタイヤでは、はじめに「インチアップキャンペーン」を行いました。このキャンペーンは、タイヤ外径を変えずにホイールの直系の大きい偏平タイヤに換えることによって、走行性能やファッション性を向上させることが目的でした。

同時に、既存のハイパフォーマンスタイヤ(HPT)に環境性能を加える取り組みも行われました。これは当時、環境破壊が世界的な問題となっていて、タイヤにも環境性能が求められたことによります。そこで、既存のハイパフォーマンスタイヤ(HPT)の性能を失うことなく、そこに環境性能を加えたようなタイヤの開発が求められたのです。

環境性能を加えるために、「合体ゴム」という技術が使われています。運動性能と環境性能を持ち合わせたタイヤには、転がり抵抗が小さい反面、グリップ力に優れたゴムが必要でした。「合体ゴム」によって、ウェットグリップ性能と転がり抵抗の低減のバランスの優れたタイヤのゴムがようやく実現したのです。

こうした努力の末、ウェットグリップ性能と低燃費性能という相反する性能を両立させ、耐偏摩耗性・静粛性に配慮した構造でタイヤ寿命の延長や乗り心地の向上も実現させた「ECOS」というブランドがヨコハマタイヤから誕生しました。

現在では、累計出荷本数3,400万本超の「DNA ECOS」や、「ブルーアース・テクノロジー」を取り入れることで低燃費タイヤへと進化した「ECOS ES31」などが発売されています。

ECOS(エコス)タイヤの製造技術

低燃費・ウェットグリップ・耐摩耗を同時実現させるコンパウンド

ECOS ES31専用「ナノブレンドゴム」 nanoBLEND 低燃費 耐摩材 ウェットグリップ オレンジオイル配合 特許取得
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「ECOS」のコンパウンドは、高い低燃費性能の実現に寄与しています。

「ころがりモード」と、「オレンジオイル配合」によってレベルアップした「グリップモード」という技術を用いて、ゴムの発熱をコントロールし、低燃費性能を実現しています。

また、低燃費乗用車用タイヤであるDNAシリーズのために、ころがり抵抗の低減とウェットグリップ性能の向上を実現させる「合体ゴム」が開発されました。そして、さらに進化した「ナノブレンドゴム」という、ヨコハマの新しい基幹コンパウンド技術が開発され、これは「ECOS ES31」で利用されています。「ナノブレンドゴム」は、低燃費・ウェットグリップ・耐摩耗の3つの性能をどれも損なうことなく、バランスのとれたタイヤのゴムになっています。

さらに、ころがり抵抗を低減する一方でウェットグリップ性能の向上の両方を実現しており、「ECOS ES31」においては、転がり抵抗係数は「A」、ウェットグリップ性能は「c」を実現しています。

低燃費性能・乗り心地・静粛性をアップさせるトレッドパターン

「ECOS」のトレッドパターンは、低燃費性能・乗り心地・静粛性の向上に寄与しています。

ブロックを貫通させないラグ溝を採用し、社外通過騒音の低減やタイヤの剛性を確保した「非貫通サイレントグルーブ(図①)」、排水性・ウェット性能の優れた「4本ストレートグルーブ(図②)」、セカンドリブと縦長ブロックを組み合わせることで耐偏摩耗性と操縦安定性を向上させた「コンビネーションブロック(図③)」、高速安定性を高める「パワーセンターリブ(図④)」、燃費を悪くさせる空気抵抗に配慮して凹凸を少なくした「サイドロゴデザイン」という要素を持ち合わせたトレッドパターンを採用しています。これにより、高速走行でも安心感のあるタイヤを実現しています。

また、音圧シミュレーションに基づいて、大きさの異なる5種類のピッチを配置する、「5ピッチバリエーション」を採用しています。これによって、音の周波数をコントロールして、走行時の耳障りな音域のノイズを抑制しています。

加えて、偏摩耗に強いトレッドパターンを採用しています。これは、「グリップ」モードでの走行のシミュレーションにおける、それぞれの摩擦エネルギーの解析によって開発されました。これによって、摩擦エネルギーを分散させて摩耗のスピードを遅くし、タイヤが長い期間使えるようになりました。

イメージ図
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低燃費性能・走行性能アップを実現するコンストラクション

「ECOS」のコンストラクションは、低燃費性能や走行性能などを向上させることに貢献しています。

「ECOS ES31」においては、きめ細やかなサイズごとのチューニングやパーツの見直しを通して「ECOS ES31」専用構造を開発し、軽量化を実現しました。

ECOS(エコス)タイヤの適合車種

ECOS(エコス)ECOS ES31

適合車種:セダン、コンパクトカー(トヨタ アクア、ホンダ フィット、ダイハツ ムーブなど)

ECOS(エコス)タイヤのサイズ展開

ECOS(エコス)DNA ECOS

タイヤサイズ:12 インチ、13 インチ、14 インチ、15 インチ、16 インチ、17 インチ、18 インチ、19 インチ、20 インチ

ECOS(エコス)ECOS ES31

タイヤサイズ:13 インチ、14 インチ、15 インチ、16 インチ、17 インチ、18 インチ

TIREHOOD TIREHOODとは?

タイヤフッドはタイヤ選びから取付までワンストップ。近所で手間なくタイヤ取付ができるサービスです。

  • STEP.1

    WEBでタイヤを探す

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    ※自宅配送も可能です

選択肢を選んで、あなたに最適なタイヤを探してみよう

Q. タイヤサイズの確認方法が分からない方

A. タイヤ側面・車内のステッカーに記載されています。

タイヤサイズの調べ方

①タイヤサイズはタイヤの側面に、メーカー名や商品名とともに表示されています。下記の写真の場合「205/65R15」がタイヤサイズになります。

②運転席側ドアを開けた内側の部分に、タイヤサイズとタイヤ空気圧が記載されているステッカーが貼ってあります。(車種によってはないタイプもあります。)


Q. 年式(モデル)の確認方法が分からない方

A. 車検証・シートベルトに記載されています。

年式(モデル)調べ方

①車検証の下記の部分をご確認ください。

・初年度登録年月日(年式)


※『初度登録年月』の左横に『登録年月日/交付年月日』という欄がありますが意味合いは全く違いますので気を付けましょう。


②シートベルトの付け根にあるタグをご確認ください。