BluEarth(ブルーアース)を知る

BluEarth(ブルーアース)のタイヤを徹底解剖!
歴史・製造技術・適合車種・サイズ

BluEarth(ブルーアース)についてご紹介するページです。
歴史や製造技術、BluEarth(ブルーアース)タイヤが適合する車種やタイヤサイズなどをご紹介します。

  • facebook
  • twitter
  • line

BluEarth(ブルーアース)タイヤの開発ストーリー

「ブルーアース」は、ヨコハマの低燃費タイヤにおけるフラッグシップブランドです。初代モデルの登場は、2010年と比較的最近なのですが、ヨコハマの環境配慮型タイヤの歴史は1998年までさかのぼることになります。

この1998年に登場した「DNA」というブランドは、ヨコハマにおける初めての低燃費タイヤでした。それ以降も、環境への配慮を求める社会の声に応え、低燃費型のタイヤを進化させていきます。そして2010年、「ブルーアース」シリーズ第一弾の「BluEarth AE-01」が発売されました。その後は、乗用車用ラインナップはもちろんのこと、ハイブリッドカーやEV(電気自動車)向けの製品も開発するなど、これからの時代に合わせた製品を次々に開発しています。

「ブルーアース」シリーズが高いレベルの低燃費性能を達成できた要因は、なんといってもその素材の開発にあります。最適な形状や新機構の搭載はもちろんのことですが、この素材を変化させることで、転がり抵抗を低減し、結果として燃費を抑えることができたのです。

そして、それを達成することのできる物質が、「シリカ」でした。シリカはゴムに混ざりにくい性質があるなど、簡単にタイヤに配合できる物質ではありません。しかしヨコハマは、タイヤ事業を通して培ってきた化学技術を結集し、この難しい課題に挑戦しました。そして、シリカそのものの形状や、シリカとゴムの配合の方法などを工夫し、極限まで多くシリカを含んだタイヤを開発することができたのです。

BluEarth(ブルーアース)タイヤの製造技術

ナノブレンドゴム

「ナノブレンドゴム」は、シリカを均一に分散させて配合させたゴムです。燃費を向上させてくれるというメリットがあります。

タイヤの燃費を向上させるために必要な物質が、「シリカ」です。シリカをゴムに加えることにより、タイヤの柔軟性が増し、転がり抵抗を小さくすることができるため、結果的に燃費の向上につながるのです。しかし、シリカはゴムに混じりにくいという性質を持っているため、どのようにしてシリカを配合するか、という問題が非常に重要になります。この問題を乗り越えて開発されたのが、「ナノブレンドゴム」です。

まず、シリカは多く配合しようとすると、どうしても大きなかたまりになってしまいます。こうなると、所定の燃費性能を発揮することはできません。そこで、強力な「シリカ分散剤」を配合することで、シリカを分散させ、均一に混ぜ込むことができました。また、シリカとゴムの結びつきを強める「高反応カップリング剤」を使用することにより、シリカの分散・均一化、また耐久性の向上に成功しました。

新ナノブランドゴム「AE50 A/a」仕様 ※A/bグレードのサイズには採用されていません。
参照元別ウィンドウで開きます

ナノファインシリカ

上記の「ナノブレンドゴム」に使われているシリカ自体も、独自開発された「ナノファインシリカ」というものです。シリカのサイズそのものを、数十ナノメートルという小ささにすることで、シリカがより分散してゴムの中に配合されることになります。先ほどの「シリカ分散剤」や、「高反応カップリング剤」の効果と合わせて、シリカをより均一に分散させることで、燃費性能をさらに向上させています。なお、1ナノメートルは100万分の1ミリメートルにあたるので、「ナノファインシリカ」の大きさは、なんと1万分の1ミリメートルより小さいことになります。ヨコハマの技術力がいかに高いか、ということが想像していただけることでしょう。

ナノレベルでは、シリカは微細な粒子の塊 イメージ図
参照元別ウィンドウで開きます

エアロダイナミクス技術

「ブルーアース」の側面には、ゴルフボールの凹凸模様のような、「ディンプルサイドデザイン」が施されています。このデザインは、まさにゴルフボールと同じ空力的効果をもたらし、空気抵抗を低減できています。その結果としてエネルギーロスを減らし、燃費向上につながっています。また、ロゴのデザインもよりフラットになっており、空気の流れを妨げないようになっています。

これらのデザインは、コンピュータの力も借りて開発されました。スーパーコンピュータによる大規模な空力シミュレーションによって、最適な形状を得ることができたのです。

参照元別ウィンドウで開きます

エアテックスアドバンスドライナー

インナーライナーとは、タイヤの内側にある構造のひとつで、気密性を保つ役割を担っています。この「エアテックスアドバンスドライナー」は、2009年に新開発された製品で、従来製品に比べて、厚さと重さを5分の1に抑えています。それだけではなく、気密性の高い樹脂と、高い柔軟性のゴム素材が使われていることにより、優れた気密性を発揮します。これにより、空気圧低下による事故のリスクを低下させることができます。

気密性が保たれており、空気圧が適切な状態だと、走行時の抵抗も少なく、燃費はよりよくなります。ところが、空気が抜けてしまうと、抵抗が大きくなり、同じ距離を進むのにも、より大きなエネルギーを必要とします。このインナーライナーは、走行時の安全性はもちろんのこと、燃費性能にもよい影響を与えているのです。

特許取得 AIRTEX Advancedliner
参照元別ウィンドウで開きます

サイレントリング

「ブルーアース」では、低燃費性能だけではなく、車内の静粛性にも配慮がなされています。他ブランドでも、タイヤ表面のパターンの工夫などによって、ノイズの低減が図られていますが、「ブルーアース」には、「サイレントリング」という機構が内部に搭載されています。これは、独自に開発した吸音材を、リング状にしてタイヤ内に配したものです。これによって、タイヤ内部での空気振動を吸収し、走行中のノイズを抑制しているのです。

参照元別ウィンドウで開きます

BluEarth(ブルーアース)タイヤの適合車種

ブルーアース エアー EF21(BluEarth-air EF21)

適合車種:ハイブリッドカー、EVカー(トヨタ レクサス LSハイブリッド、日産 リーフなど)

ブルーアース・ワン(BluEarth-1 EF20)

適合車種:ハイブリッドカー(トヨタ レクサス LSハイブリッド、トヨタ レクサス CTなど)

ブルーアース エース(BluEarth-A)

適合車種:ハイブリッドカー、セダン、コンパクトカー(トヨタ アルファード、トヨタ ヴェルファイア、トヨタ

レクサスLSなど)

ブルーアース AE-01F(BluEarth AE-01F)

適合車種:ハイブリッドカー、セダン、コンパクトカー(トヨタ マークⅡ、トヨタ プリウス、プジョー

3008ハイブリッド4など)

ブルーアース AE-01(BluEarth AE-01)

適合車種:ハイブリッドカー、セダン、コンパクトカー(トヨタ レクサスLS、トヨタ ソアラ、 日産 スカイラインなど)

ブルーアース RV-02(BluEarth RV-02)

適合車種:コンパクトカー、ミニバン、SUV/クロスオーバー(トヨタ グルファイヤ-、ホンダ アコード、ホンダ ヴェゼルなど)

BluEarth(ブルーアース)タイヤのサイズ展開

ブルーアース エアー EF21(BluEarth-air EF21)

タイヤサイズ:16 インチ

ブルーアース・ワン (BluEarth-1 EF20)

タイヤサイズ:15 インチ

ブルーアース エース(BluEarth-A)

タイヤサイズ:14 インチ、15 インチ、16 インチ、17 インチ、18 インチ、19 インチ、20 インチ

ブルーアース AE-01F(BluEarth AE-01F)

タイヤサイズ:14 インチ、15 インチ、16 インチ

ブルーアース AE-01(BluEarth AE-01)

タイヤサイズ:13 インチ、14 インチ、15 インチ、16 インチ

ブルーアース RV-02(BluEarth RV-02)

タイヤサイズ:13 インチ、14 インチ、15 インチ、16 インチ、17 インチ、18 インチ、19 インチ、20 インチ

TIREHOOD TIREHOODとは?

タイヤフッドはタイヤ選びから取付までワンストップ。近所で手間なくタイヤ取付ができるサービスです。

  • STEP.1

    WEBでタイヤを探す

  • STEP.2

    手ぶらで近くの取付店へ

    ※自宅配送も可能です

選択肢を選んで、あなたに最適なタイヤを探してみよう

Q. タイヤサイズの確認方法が分からない方

A. タイヤ側面・車内のステッカーに記載されています。

タイヤサイズの調べ方

①タイヤサイズはタイヤの側面に、メーカー名や商品名とともに表示されています。下記の写真の場合「205/65R15」がタイヤサイズになります。

②運転席側ドアを開けた内側の部分に、タイヤサイズとタイヤ空気圧が記載されているステッカーが貼ってあります。(車種によってはないタイプもあります。)


Q. 年式(モデル)の確認方法が分からない方

A. 車検証・シートベルトに記載されています。

年式(モデル)調べ方

①車検証の下記の部分をご確認ください。

・初年度登録年月日(年式)


※『初度登録年月』の左横に『登録年月日/交付年月日』という欄がありますが意味合いは全く違いますので気を付けましょう。


②シートベルトの付け根にあるタグをご確認ください。