オールシーズンタイヤはどのくらいの雪までなら走行できるの?

公開日
更新日
オールシーズンタイヤはどのくらいの雪までなら走行できるの?
この記事は6分で読めます。

はじめに

ここ数年、オールシーズンタイヤの需要も増加してきているので聞いたことがある!という方もいるかと思います。
本記事ではオールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの性能を比較しながら、雪道での適応性について解説していきます。

そもそもオールシーズンタイヤってどんなタイヤ??

そもそもオールシーズンタイヤってどんなタイヤ??

オールシーズンタイヤは、夏の暑い路面でも、冬の雪が積もった路面でも使用できるように設計されているタイヤです。
日本では「乾いた路面」と「雨に濡れた路面」を走る機会が多いですよね?
スタッドレスタイヤにおいて、「通常の乾燥路面」や「雨天時の路面」は苦手としている路面状態で制動距離が伸びてしまいます。
この両方の路面を得意としているのはサマータイヤですが、オールシーズンタイヤの性能でも問題なく走行可能です!
普通の路面でも問題無く使えて、おまけに雪道でも使えるということは、オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤよりも優秀?!と思ってしまいますよね!
ただし、ここで肝心なのは、「雪の種類」なんです!
冬に使えるタイヤは「あらゆる雪に対応できてこそ」なのです。

オールシーズンタイヤと雪レベルの関係

雪道にはさまざまな状態がありますが、オールシーズンタイヤがどのような状態に対応できるのかをそれぞれ解説していきます。

雪が積もったばかりの状態
雪道にはさまざまな状態がありますが、オールシーズンタイヤがどのような状態に対応できるのかをそれぞれ解説していきます。
シャーベット状態
気温の変化や雨の影響によって、シャーベットのような状態でもオールシーズンタイヤは対応できるように設計されています。
圧雪状態
雪が降った後、歩行者や車の通行により雪が固まった状態だと、スタッドレスタイヤと比較すると制動距離がのびてしまい、オールシーズンタイヤは滑りやすくなります。
ツルツルに凍結した状態
少し溶けた雪が夜に気温が下がって再凍結したスケートリンクのような状態だと、スタッドレスタイヤはアイスバーンでも走行できるよう設計されていますが、オールシーズンタイヤではサマータイヤと同等の性能で非常に滑りやすくなります。

まとめ

オールシーズンタイヤは雪道でも使用可能ですが、すべての雪の状態に対応できるわけではありません。
「降ったばかりの雪」や「固まっていない雪」などの状態においては、オールシーズンタイヤは頼りになります。
しかし、本格的な雪道を走る際には、スタッドレスタイヤに頼って下さいね!

  • 情報の取扱には十分注意し、確認の上で掲載しておりますが、その正確性・妥当性・適法性・目的適合性等いかなる保証も致しません。