日本一周を車でする場合のコースとガソリン代などの費用を大公開!

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日本一周を車でする場合のコースとガソリン代などの費用を大公開!
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はじめに

日本は本州を中心に、北海道、九州、四国と海を隔てた国土を有し、さらに小さな島々も点在しています。日本の国土はおよそ378,000平方メートルの広さがあります。
では日本を一周してみようと考えた場合、どのくらいの時間と手間がかかるのでしょうか?
まだエンジン付きの乗り物がなかった明治以前、移動手段は主に徒歩でした。
東京と大阪を結ぶ東海道は江戸時代にはすでに整備されており、徒歩では旅慣れた人でも十日以上かかったそうです。
つまり往復の旅は滞在期間も含め、およそ一ヶ月かかったと言われています。
現在は自動車が普及しており、日本各地に道路も整備されています。
時間的コストや費用を度外視すれば徒歩や自転車、バイクでも可能ですが、日本を一周しようと考えた場合、自動車を使うのが最も現実的と思われます。
この記事では主に自動車で日本を一周することを想定し、どのようなコースになるのか?どのような準備が必要なのかを考察していきます。

日本一周とはどのようなコースになるか?

日本一周とは、具体的にどのような走行ルートで行けば一周したことになるのでしょうか?
文字どおりで考えるなら、日本列島の海岸線沿いに一周するのがわかりやすそうです。
日本は道路整備が行き届いているため、海岸線の道、つまり常に海を横目に見えるような道を選んで進めば一周できると考えられます。
本州から四国、九州に移動する場合はフェリーを使うこともできます。
別途フェリー代が必要になるもののフェリーは自動車ごと搭乗できるため、海を渡るのも問題ありません。
ちなみに日本を海岸線沿いに一周すると、47都道府県中、39の都道府県を通ることになります。
日本の北海道、沖縄も含めて、海岸線の道路を通って日本を一回りするルートでは、距離はおよそ12,000kmとなります。

徒歩や自転車で日本一周は可能?

徒歩や自転車で日本一周は可能?

徒歩の場合は当然体力勝負となります。 江戸時代の人々は東海道(東京ー大阪)の距離約552kmを1日に約40km歩いており、十数日で踏破していたと言われています。 現代の人々は体力面で江戸時代の人々には劣るでしょうし、毎日歩くことを考えると1日30kmほど歩いて日本一周を目指すのが適当と考えられます。 12,000kmを1日30kmで割ると約400日、毎日30km歩けば、およそ13ヶ月で日本一周が可能です。

毎日宿泊施設に泊まると予算がかさむため、基本はテントで野宿となるでしょう。ただし、野宿が許可される場所は限られており、毎日寝る場所を確保するのも大変そうです。
また、週に一度のお風呂や定期的な宿泊施設での休息、毎日の食事などを考えると、月に5〜6万円の費用が必要になるでしょうか。
その場合、出発時に100万円程度の費用を用意したいところです。
これは1日30km歩くことを想定した場合の算出です。もし1日40kmや50km歩けば、1年以内での日本一周も不可能ではありません。
自転車(ロードバイクなど)の場合は、徒歩に比べて時間的なコストが半分から3分の1程度に軽減されると思われます。準備するものは徒歩と同じく野宿可能な装備と現金です。
一日に60kmを走破し、半年程度で日本一周を目指すのであれば、50万円程度の費用で可能かもしれません。

日本一周を自動車で行う場合

日本一周を自動車で行う場合

自動車ならば、距離にして約12,000kmの日本一周も比較的簡単に行えます。
1日に120km走行すると、約100日で日本一周を達成できます。
一般道を平均時速50kmで走ったとしたら、2時間半程度の時間です。
休憩を入れつつ一日3時間程度の運転、期間にして3ヶ月弱で日本一周を楽しむことができます。
自動車ならば車内で寝泊まりができるため、徒歩に比べて遥かに快適な旅となります。
特にキャンピングカーを用意すれば、さらに快適かつ楽しい旅行が可能です。また、天候に左右されない点でも自動車旅行は魅力的です。
一日5時間程度の走行ならば、250km程度を走破できるため、約48日でゴールです。

ただし、気になるのはガソリン代です。
一般的な車両の燃費は、リッター10kmから15km程度です。ここでは平均的なリッター13kmとガソリン代を170円と仮定します。
日本一周12,000kmに必要なガソリン代を算出すると、923リットルのガソリンが必要です。ガソリン代はおよそ16万円と多くの費用がかかることになります。

以上のことから、1日3時間程度で120km走破、100日間の旅行計画の場合、ガソリン代16万円に、100日分の食費、週に1~2回の宿泊費、3日に一度の入浴代などを考え、1ヶ月に6万円で想定すると総費用で35万円程度になるでしょう。
1日5時間近く走るなら約50日に短縮され、諸費用はガソリン代以外で10万円程度になると考えられます。いずれにしても別途でガソリン代16万円は絶対に必要となります。
このシミュレーションは全て一般道を利用した場合のものです。
高速道路を併用すれば、時間的なコストがさらに低くなり、燃費も向上するため、ガソリン代も削減出来るかもしれません。

日本一周のような長距離走行の場合はタイヤも重要

車で12,000日本一周という長距離走行をする際には、いかに「燃費を抑えるか」が大切です。
同じ車種でも運転技術や状況によって、燃費は多少変わってきます。多少の違いでも長距離走行になるとそれなりに差が出てくるため、長距離走行に臨む前は燃費の向上を考えてみることをオススメします。
運転技術は運転歴や経験による部分が大きいために、一朝一夕でなんとかなる問題ではありません。
注目すべきはタイヤになります。通常タイヤからエコタイヤに履き替えることで燃費の向上が見込めます。

エコタイヤは、通常のタイヤよりも転がり抵抗を減らすことで、燃費向上に貢献します。
例えば、坂道を下りながらエンジンを切り、惰性で進む場合、エコタイヤは通常のタイヤよりも長い距離を進むことができます。これはエコタイヤは転がり抵抗が少ないため、地面との摩擦によるエネルギー損失が少ないためです。
車の運転を楽しむ人にとって、数ヶ月かけて愛車で日本一周することは、一生の思い出になる素晴らしい旅となると思います。
実際に定年後にこのような旅を楽しむ人々も増えているようです。そのような長距離運転においては、燃費向上のためにエコタイヤの使用がおすすめです。

日本一周を自動車で!

日本一周を自動車で!

今回、日本一周を自動車で行うことを想定し考察してきましたが、いかがだったでしょうか?
自動車を使って日本一周旅行をすることは、素晴らしい経験です。日本の美しい景色や多彩な文化に触れながら、自由な旅を楽しむことができます。
実際に多くの人々がこのような旅に挑戦し、その経験をブログなどで共有しています。
旅行中の様子や現地の人々とのふれあいが写真と共に紹介されていますのでこれらの情報は、日本一周を計画するときに参考になりますね。
また自分自身の旅の記録用としてブログを更新するのも良いですね。
日本一周が終わるころには自分だけの旅行記が完成しているはずです。

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