やっと雪山に行きオールシーズンタイヤの性能を確認できたのでレビューします。

都内より長野県茅野市の蓼科湖のペンションまで一泊のドライブ。蓼科では本格的な2度目の積雪で新雪を登りつつ標高1300メートルの宿まで到達。装備はオールシーズンマックスにトランクにオートソック（布チェーン）を積む。高速では途中中央道八ヶ岳インターあたりで冬タイヤ規制で、止められて係員によるチェックが入るが、問題なく通過。夜6時頃宿に着くまで新雪をザクザク登り、以前履いていたヨコハマのアイスガードとそれほど変わらない走破力。問題は翌朝、蓼科は積雪はそれほど多くない地域だが、−20℃まで夜中は冷え込むこともあり、この日は−10℃まで冷え込んだため、よく朝路面はツルツル、それなりの厚さもあり場所によってはスケートリンク。少しでも勾配があると止まりません。事故りました。結論としては、オールシーズンは高速降りたらタイヤチェーンを履くこと。これが最適解です。もっと高価なミシュランでもコンチネンタルでも止まらないものは止まらない。オールシーズンの特性です。

雪氷以外も一応レビュー。乾いた路面を走るとブルブルしたロードノイズを体感できます。この振動はスタッドレスに近いですが、タイヤは夏タイヤ並みに硬いのでふにゃふにゃ感はなく、総合的に夏タイヤよりグリップするように感じる。ウェット路面もアウディ承認ブリヂストンポテンザよりよっぽどグリップするように感じた。燃費は夏タイヤよりリッター1キロほど落ちます。総合的に判断すると、燃費に多くを振って乾いた路面もウェットもグリップしない、雪も全くダメな夏タイヤより、全天候グリップして、リッター1キロ落ちるオールシーズンタイヤは買いでしょう。本来タイヤとはこうあるべき。アメリカのように新車装着タイヤはオールシーズンタイヤにするべき。