X-ICE(エックスアイス)を知る

X-ICE(エックスアイス)のタイヤを徹底解剖!
歴史・製造技術・適合車種・サイズ

X-ICE(エックスアイス)についてご紹介するページです。
歴史や製造技術、 X-ICE(エックスアイス)タイヤが適合する車種やタイヤサイズなどをご紹介します。

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X-ICE(エックスアイス)タイヤの開発ストーリー

エックスアイスは、ミシュランが開発した、日本初のスタッドレスタイヤです。

1982年の初代「XM+S」発売以来、35年にわたって日本でのスタッドレスタイヤの販売を行っています。タイヤに求められる安全性・快適性・低燃費性能、そして耐久性全てに秀でたタイヤを開発するというコンセプトのもとに製造されています。

本シリーズは、群馬県太田市の研究開発センターで開発されました。ここでは、ミシュラングループの基礎研究や、アジア市場向けの乗用車・ライトトラック用タイヤの研究・開発が日夜進められています。

太田市で開発されたエックスアイスは、スタッドレスの聖地・北海道士別市での厳しいテストにさらされました。北海道の中でも特に厳寒の特別豪雪地帯・士別市で、スタッドレスタイヤでは「走る」以上に「止める」力が必要だという信念のもと、氷上・雪上での走行テストが繰り返されました。こうした試行錯誤の末、エックスアイスが世に送り出されたのです。

スタッドレスタイヤの開発は、決して平坦な道のりではありませんでした。

朝であれば路面の上に氷が張っていたり、晴れてきて気温が上がれば路面の雪が溶けてシャーベット状になったりと、一言に冬の路面と言ってもさまざまな状況が考えられます。そしてその状況は、天候や温度によって刻々と変化します。こうした変化に対応し、雪上・氷上を安定して走るタイヤを開発するためには、路面をひっかく効果・水の膜を取り除く効果・雪を踏みしめて前進する効果の3つのバランスがとれていなければいけません。そのために、タイヤの表面やタイヤの素材、形状などに工夫を凝らして開発されました。

スタッドレスタイヤには、これらの冬の路面の滑りやすさへの対応に加えて、走行の安定性や耐久性が求められます。

走行の安定性のためにはタイヤ自身の剛性が必要です。エックスアイスは、開発時にタイヤの素材や上記の効果を実現するための溝や穴の形状を工夫することによって、滑りにくさと剛性を実現しました。

また、長く使っていると溝や穴が削れ、冬の路面に対応する力が弱まってしまいます。エックスアイスの開発時にはこれを防ぐために、溝や穴の形状・材質を工夫する他、タイヤ表面にかかる力を一定にして偏摩耗(一部のみが摩耗すること)を防いでいます。

X-ICE(エックスアイス)タイヤの製造技術

クロスZサイプ

安定した接地面で強力にグリップする「クロスZサイプ」 接地面効果/エッジ効果 路面をワイドにとらえグリップ力がさらに向上!
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「クロスZサイプ」によって、スリップのしやすさが低減されました。

タイヤの滑りにくさを増すために、溝を付けて摩擦を大きくする方法があります。しかしあまりたくさんの溝を付けると、タイヤの固さに影響をもたらし、安定した走行ができなくなります。X-ICEのシリーズは、縦横にZサイプというタイヤ表面にZ型に走る溝を付けることによって摩擦を大きくしています。またZ状の溝により、スリップの原因となる水が排水される効果もあります。

マイクロポンプ

効果的な除水を実現する「マイクロポンプ」 接地面効果 タイヤを氷に密着
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タイヤの摩耗を防ぐための技術です。

エックスアイスのタイヤの表面には、クロスZサイプを挟み込むように小さな穴のような溝がついています。これはマイクロポンプと呼び、クロスZサイプと同様に、路面の水を効果的に吸収することによって接地面の面積を増やします。クロスZサイプとマイクロポンプで吸水した水は、タイヤが傾いた時に排水されます。

深いところまで穴があるため、タイヤの表面が摩耗しても、このマイクロポンプの効果は持続します。また、タイヤ全体にかかる力を平均化する効果もあるため、タイヤの一部だけが摩耗するような事態を防ぎます。

ZigZagマイクロエッジ

効果を高める「ZigZagマイクロエッジ」 エッジ効果 氷面を力強くグリップ!
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通常のタイヤのエッジの切り込みの形は直線などですが、表面のエッジに「ZigZagマイクロエッジ」という独特の小さなジグザグのカッティングを施すことによって、氷や雪をひっかく力を増やします。

また製品によっては支えとなるノブも装着されており、エッジが倒れてしまってタイヤの表面のゴムの形状が変形してしまうことを防いでいます。

フレックスアイスコンパウンド

路面での安定性・グリップ力を高めるための技術です。

低温の状態では、タイヤの主な材料であるゴムは固くなったり、劣化したりしやすくなります。しかし、やわらかいゴムを使えば、常温の状態ではタイヤがやわらかくなって安定した走行を行うことができません。フレックスアイスコンパウンドは、シリカベースの新コンパウンドで、低温の状態でも柔軟性を保ちます。さらに、常温での剛性を最大限に高めています。これによって、安定したドライビングと、路面をしっかりとつかむ力の両方を兼ね備えた、低温・常温ともに安心して運転できる性能を実現しています。

路面温度に応じて最適なパフォーマンスを発揮
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バイアブルアングルサイプ

横ブレしない安定した走りを実現するために、同じ方向ではなくさまざまな向きに溝をつけ、縦・横・斜め方向へのスリップを防ぎます。カーブなどでも安定した効果を発揮します。

横ブレをなくし運転に安心感を
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表面再生ゴム

最新技術「Mチップ」の秘密 1.空洞のない高密度ゴム 「表面再生ゴム」の中には「Mチップ」がしっかりと詰まっています。他の技術によるゴム中の空洞のように、ブロックの剛性が低下しないため、どのような路面でも走りをしっかり支えます。 2.「表面再生ゴム」の仕組み 「表面再生ゴム」は、摩耗が進むとタイヤの表面に出た「Mチップ」が溶けることによって無数の穴が現れます。この無数の穴が、氷の表面にある水分を除去し、氷にピタッと密着します。すり減っても常に表面の穴が再生されるため、アイスブレーキ性能が長期間にわたって続きます。 「Mチップ」の材料は、自然界に存在し、一般的に栄養補助サプリメント・医薬品・化粧品等にも使用されています。人体及び環境へ影響を及ぼしません。
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タイヤの摩耗を防ぐための技術です。

スタッドレスタイヤは、表面が摩耗することによって、溝や切り込みが浅くなって性能が劣化します。しかし、X-ICEシリーズの一部に導入されている、新しい表面再生ゴムは、「Mチップ」と呼ばれる小さなチップを埋め込んでいます。Mチップは、タイヤの摩耗が進んで表面に出ると溶けます。こうして表面に小さな穴を再生し、スリップ防止効果を支えます。表面に出るまでチップは固体なので、高密度なゴムとしての特徴を持ちます。表面再生ゴムの機能によって、従来のこのシリーズのタイヤと比較して、新品時・摩耗時ともに性能が向上しています。なお、Mチップは環境への安全性も問題ありません。

マックスタッチ

タイヤの摩耗を防ぎ、グリップ力も高めてくれる技術です。

タイヤの形状を工夫することによって、タイヤの表面にかかる圧力を一定にし、タイヤの一部だけが摩耗することを防いでいます。また、氷上・雪上で機能する、溝や穴によるブレーキの効果を持続します。しっかりと路面をつかむことができ、安定した走行に貢献します。

路面に密着し止める力が持続
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X-ICE(エックスアイス)タイヤの適合車種

X-ICE(エックスアイス)X-ICE 3+

適合車種:SUV, コンパクト/ハイブリッド, ステーションワゴン, スポーツ, セダン, ミニバン (マツダ CX-5、トヨタ クラウン、日産 セレナC25など)

X-ICE(エックスアイス)X-ICE XI3

適合車種:コンパクト/ハイブリッド, ステーションワゴン, スポーツ, セダン, ミニバン, 軽自動車 (トヨタ イスト、日産 シルフィ、スズキ ランディなど)

X-ICE(エックスアイス)LATITUDE X-ICE XI2

適合車種:SUV専用 (メルセデスベンツ Gクラス、トヨタ C-HRなど)

X-ICE(エックスアイス)Agilis X-ICE

適合車種:バン/ライトトラック (トヨタ ハイエース200系、トヨタ レジアスエース200系など)

X-ICE(エックスアイス)タイヤのサイズ展開

X-ICE(エックスアイス)X-ICE 3+

タイヤサイズ:15 インチ、16 インチ、17 インチ、18 インチ

X-ICE(エックスアイス)X-ICE XI3

タイヤサイズ:13 インチ、14 インチ、15 インチ、16 インチ、17 インチ、18 インチ、19 インチ

X-ICE(エックスアイス)LATITUDE X-ICE XI2

タイヤサイズ:16 インチ、17 インチ、18 インチ、19 インチ、20 インチ

X-ICE(エックスアイス)Agilis X-ICE

タイヤサイズ:15 インチ

TIREHOOD TIREHOODとは?

タイヤフッドはタイヤ選びから取付までワンストップ。近所で手間なくタイヤ取付ができるサービスです。

  • STEP.1

    WEBでタイヤを探す

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    手ぶらで近くの取付店へ

    ※自宅配送も可能です

選択肢を選んで、あなたに最適なタイヤを探してみよう

Q. タイヤサイズの確認方法が分からない方

A. タイヤ側面・車内のステッカーに記載されています。

タイヤサイズの調べ方

①タイヤサイズはタイヤの側面に、メーカー名や商品名とともに表示されています。下記の写真の場合「205/65R15」がタイヤサイズになります。

②運転席側ドアを開けた内側の部分に、タイヤサイズとタイヤ空気圧が記載されているステッカーが貼ってあります。(車種によってはないタイプもあります。)


Q. 年式(モデル)の確認方法が分からない方

A. 車検証・シートベルトに記載されています。

年式(モデル)調べ方

①車検証の下記の部分をご確認ください。

・初年度登録年月日(年式)


※『初度登録年月』の左横に『登録年月日/交付年月日』という欄がありますが意味合いは全く違いますので気を付けましょう。


②シートベルトの付け根にあるタグをご確認ください。