GARIT(ガリット)を知る

GARIT(ガリット)のタイヤを徹底解剖!
歴史・製造技術・適合車種・サイズ

GARIT(ガリット)についてご紹介するページです。
歴史や製造技術、GARIT(ガリット)タイヤが適合する車種やタイヤサイズなどをご紹介します。

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GARIT(ガリット)タイヤの開発ストーリー

ガリット(GARIT)タイヤは、TOYO TIRESによって開発されたスタッドレスタイヤのひとつです。TOYO TIRESは、「ひとりひとりが求める走りのために」という発想のもと、過酷なテストを繰り返し、着実に商品化しています。スタッドレスタイヤでは、特に「吸水」「吸着」「ひっかき」という3点に着目した開発が進められています。「吸水」は、冬の路面で滑る原因となる水の膜を瞬時に除去する技術、「吸着」は、地面の凹凸にタイヤをフィットさせることで滑りにくくする技術、「ひっかき」は路面の氷を直接ひっかくことでグリップ力を上げる技術です。

TOYO TIRESのスタッドレスタイヤのひとつ、ガリット(GARIT)には、主にGARITシリーズに属する「GARIT G5」と、OBSERVEシリーズに属する「OBSERVE GARIT GIZ」があります。他にも、旧型や特定の車種専用のガリット(GARIT)タイヤが存在します。

「GARIT G5」は、世界初のコンパウンド技術を用いたスタッドレスタイヤとして、2009年8月に発売されました。コンパウンドとはタイヤに用いられる素材のことです。「今現在の冬道の路面」に着目し、タイヤのゴム材料そのものから見直した開発が行われました。温度によって硬さが変わらない性質を持つゼリーから発想を得て、氷温下でも柔軟、高温でも剛性を維持する「ナノゲル」という超微細ゲル粒子を配合したゴム材料を作り出しました。このナノゲルをスタッドレスタイヤに用いることは、世界初の試みでした。また、タイヤのブロック内に空洞を作る「吸着3Dサイプ構造」によって、タイヤにかかる圧力をタイヤ全体に分散させ、路面との密着効果を上げることに成功しました。長期間にわたる試行錯誤とテストを経て、2009年1月に、「あらゆる冬道を走破する360°スタッドレス」GARIT G5が誕生したのです。

OBSERVE GARIT GIZは、2014年8月に発売されました。このタイヤは、GARIT G5から凍結路面に対する性能を10%以上引き上げることが目標とされました。凍結路面に対してのみ性能を特化させれば、この目標の達成は難しいものではありません。しかし、積雪路面や雪が半解状態のシャーベット路面に対しての性能が下がってしまっては意味がありません。カチカチに凍った路面よりも、少し溶けた状態の路面の方がよほど滑りやすいことは、雪国では有名なことです。試行錯誤の結果、TOYO TIRESのスタッドレスタイヤが掲げる「吸水」「吸着」「ひっかき」という3点全てを活かしながら、中でも特に「吸水」に焦点を当てた開発が行われたのです。そして、スタッドレスタイヤ用のコンパウンド「NEO吸着ナノゲルゴム」が誕生しました。これに配合されている「NEO吸水カーボニックセル」は、従来吸水性能を実現するために使われていたカーボニックパウダーに比べ直径が約20倍もあり、水を吸い上げる力が格段に高まっています。また、「吸着3Dサイプ構造」にも改良が加えられ、制動時にもブロック内の空洞を維持する「新吸着3Dサイプ」が開発されました。こうして改良の連鎖を超えてOBSERVE GARIT GIZは完成し、さらに2014年のグッドデザイン賞を受賞しました。

GARIT(ガリット)タイヤの製造技術

鬼クルミの殻

「ひっかき」効果があり、0.1mmまで粉砕でき、安定した供給が見込める環境に優しい素材として、鬼クルミの殻をタイヤに配合してあります。これによって、凍った路面をしっかり捉えて力強くひっかきます。氷より硬くアスファルトよりも柔らかい鬼クルミの殻ならば、道路表面の氷のみをひっかき、その下のアスファルトは傷つけずに済みます。

鬼クルミで氷をひっかく 鬼クルミの殻
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吸着ナノゲルゴム

温度によって硬度が変化しない「ナノゲル」を配合した「吸着ナノゲルゴム」によって、氷点下でもゴムのしなやかさを維持します。あらゆる氷雪路に吸着し、滑りにくく安全な運転を可能にしています。また、吸着性が強化されたことで、鬼クルミのひっかきも強化され、さらにブレーキ力が強化されました。

ナノゲルで氷を密着 竹炭でミクロ水膜を吸水 吸水カーボニックパウダー
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吸着3Dサイプ構造

サイプとは、タイヤのトレッド部分に入っている細かい溝のことで、路面との接触面を増やして摩擦力を高める働きをします。GARIT G5では、接地長が長いタイヤのセンター部に「吸着3Dサイプ」を採用しました。この吸着サイプ構造では、ブロック内に空洞を作ることで、タイヤに荷重がかかった際に垂直方向にたわみやすくなります。そのため、接地部分の圧力が全体に分散し、より路面の凹凸に密着することができます。

OBSERVE GARIT GIZでは、サイプの閉じ込みを抑えることで、更に路面に吸着しやすくなった「新吸着3Dサイプ」が採用されています。

吸着3Dサイプ(アイス) 路面接地部圧力 ブレーキング時の接地圧力 通常サイプ接地圧 吸着3Dサイプ接地圧
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トレッドパターン

ファーストエッジ加工(新品時でもアイス性能を確保) 3Dグリップサイプ(グリップ力向上) 溝底補強ブロック(接地性向上) スラッシュスリット(排雪性向上) 吸着3Dサイプ(密着性向上、グリップ力向上) 360°サイプ(グリップ力向上)
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吸着3Dサイプ以外にも様々な工夫がなされたトレッドパターンによって、路面への追従性、密着性、エッジ効果を高めました。さらにコーナリングとブレーキングの安定性、ドライ路面でもしっかり走れる安定性を実現しています。走り慣れていない新品の状態でも性能を確保するファーストエッジ加工、排水・排雪効果を発揮するスラッシュスリットや連通スリット、またOBSERVE GARIT GIZに実装された機動性・旋回性を向上させるコンビネーションブロックなど、様々な路面状態に対応できる能力を備えています。

GARIT(ガリット)タイヤの適合車種

GARIT(ガリット)GARIT G5

適合車種:国産乗用車、輸入乗用車
(トヨタ ラクティス、スバル インプレッサ、ホンダ オデッセイなど)

GARIT(ガリット)OBSERVE GARIT GIZ

適合車種:国産乗用車、輸入乗用車
(トヨタ 86 GT、マツダ ビアンテ、日産 フーガなど)

GARIT(ガリット)OBSERVE GARIT SV For Taxi

適合車種:タクシー、商用車
(トヨタ クラウン、トヨタ プリウス、日産 セドリックなど)

GARIT(ガリット)タイヤのサイズ展開

GARIT(ガリット)GARIT G5

タイヤサイズ:12 インチ、13 インチ、14 インチ、15 インチ、16 インチ、17 インチ、18 インチ

GARIT(ガリット)OBSERVE GARIT GIZ

タイヤサイズ:13 インチ、14 インチ、15 インチ、16 インチ、17 インチ、18 インチ

GARIT(ガリット)OBSERVE GARIT SV For Taxi

タイヤサイズ:14 インチ、15 インチ

TIREHOOD TIREHOODとは?

タイヤフッドはタイヤ選びから取付までワンストップ。近所で手間なくタイヤ取付ができるサービスです。

  • STEP.1

    WEBでタイヤを探す

  • STEP.2

    手ぶらで近くの取付店へ

    ※自宅配送も可能です

選択肢を選んで、あなたに最適なタイヤを探してみよう

Q. タイヤサイズの確認方法が分からない方

A. タイヤ側面・車内のステッカーに記載されています。

タイヤサイズの調べ方

①タイヤサイズはタイヤの側面に、メーカー名や商品名とともに表示されています。下記の写真の場合「205/65R15」がタイヤサイズになります。

②運転席側ドアを開けた内側の部分に、タイヤサイズとタイヤ空気圧が記載されているステッカーが貼ってあります。(車種によってはないタイプもあります。)


Q. 年式(モデル)の確認方法が分からない方

A. 車検証・シートベルトに記載されています。

年式(モデル)調べ方

①車検証の下記の部分をご確認ください。

・初年度登録年月日(年式)


※『初度登録年月』の左横に『登録年月日/交付年月日』という欄がありますが意味合いは全く違いますので気を付けましょう。


②シートベルトの付け根にあるタグをご確認ください。