DUNLOP(ダンロップ)を知る

DUNLOP(ダンロップ)タイヤを徹底解剖!
会社概要・沿革・ブランド・製造技術

DUNLOP(ダンロップ)についてご紹介するページです。
会社概要や歴史、DUNLOP(ダンロップ)タイヤの各ブランドや製造技術などをご紹介します。

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DUNLOP(ダンロップ)の会社概要

ダンロップ(DUNLOP)は、イギリスに創設された130年以上の歴史を持つタイヤブランドです。1909年、神戸市浪花町に英国ダンロップ社の日本工場を設立し、日本初の近代的なゴム工場として創業しました。創業100年以上の実績をもとに、さらに収益性・成長性・グローバル性を高めるべく、「Go for NEXT」ビジョンに掲げています。

日本国内では、住友ゴム工業株式会社がダンロップのタイヤ事業を運営していましたが、1999年に米国グッドイヤー社とタイヤ事業におけるアライアンス契約を締結。契約が解消される2015年まで、米国グッドイヤー社とダンロップブランドのタイヤ製造・販売を共同で展開していました。2018年現在、アジアや北米の日系自動車メーカーのダンロップの商標使用権は、住友ゴム工業株式会社が保有しています。

住友ゴム工業株式会社は、本社を兵庫県神戸市中央区に置く住友グループの企業です。

1909年に英国ダンロップ社の日本支社として創業し、1917年にダンロップ護謨(極東)株式会社として設立されました。

資本金は42,658百万円、従業員数は6,581名(2017年12月末現在)であり、国内に17箇所の拠点と30箇所以上の海外拠点・グループ企業があります。

事業内容としては、タイヤ製品の製造販売のほか、産業品事業・スポーツ事業など多種多様な商品をアジアから欧米まで広く提供しています。

DUNLOP(ダンロップ)の沿革

ダンロップの歴史は、1888年に獣医師のJ.B.ダンロップが息子のために自転車用の空気入りタイヤを発明したことから始まります。この年、J.B.ダンロップは世界初の空気入りタイヤとして特許を取得し、1889年、イギリス ダブリンに「The Pneumatic Tyre and Booth’s Cycle Agency, Ltd.」を設立しました。

1905年にはトレッドに横溝をつけた自動車用タイヤを開発し、1909年には日本支社を設け日本初のゴム工場を設立します。1913年には国内初の国産自動車用タイヤを製造し、日本の自動車用タイヤの製造に大きな役割を果たしました。

1920年には研究所を設立し、タイヤに関する様々な実験・開発に取り組んでいきます。以後、1927年にダンロップのスペシャルタイヤで世界初の時速200マイルの新記録の樹立や、1968にはライプチッヒ国際見本市で「ダンロップSPスポーツ」が金賞を受賞します。

そして、2006年に世界初の「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」を搭載したデジタイヤを発売するなど、ダンロップは長い歴史の中で、常にタイヤの技術革新を追求してきました。

日本では1909年の創業以来、住友ゴム工業株式会社がダンロップブランドを展開してきました。1999年から16年間は米国グッドイヤー社と提携していましたが、提携解消後の2018年現在、アジア、ロシア、トルコを含む中近東およびアフリカ諸国等の33カ国で、住友ゴムがダンロップのタイヤ事業を展開しています。

DUNLOP(ダンロップ)タイヤのブランド

エナセーブ

「エナセーブ」とは、燃費消費を削減する「エナジーセーブ」と自然環境保護を実践する「ネイチャーセーブ」から由来する、ダンロップの低燃費タイヤブランドです。

「ADVANCED 4D NANO DESIGN」技術の採用により、ラベリング制度の最高峰 [AAA-a]を達成した低燃費タイヤ「エナセーブ NEXTⅡ」をはじめ、石炭や石油を一切使わない世界初100%石油外天然資源タイヤの「エナセーブ100」など、低燃費はもちろん長持ちを両立したブランドシリーズです。
適合車種:ダイハツ ムーヴ、スズキ ハスラーなど

VEURO(ビューロ)

「VEURO」は「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」を搭載したプレミアムモデルのタイヤです。

ダンロップ独自の技術により開発された「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」により、タイヤノイズの低減を実現しました。車内で会話や音楽を楽しみたい、最上級の静粛性と快適性を求める方に最適なタイヤです。
適合車種:スバル WRXS-4、ホンダ ステップワゴンスパーダなど

SP SPORT MAXX 050+

「SP SPORT MAXX 050+」は、輸入外車用パフォーマンスタイヤとプレミアムSUV専用タイヤをそろえています。

非対称パターンと高剛性構造の採用による高い操縦安定性能、新パターン採用と新材料開発技術「4D NANO DESIGN」による優れたウエット性能を実現しています。
適合車種:BMW Z4 、フォルクスワーゲン ゴルフなど

GRANDTREK(グラントレック)

「GRANDTREK」は、SUVの運転をより楽しくするために高次元の走行性能と環境性能を両立させたSUV向けのタイヤです。

オンロードを快適に楽しむ「GRANDTREK PT3」、オンロードもオフロードも楽しめる「GRANDTREK AT3」、ダートからマッドまでオフロードを楽しむ方に向けた「GRANDTREK MT2」とラインナップが揃っています。

パターンの最適化と真円プロファイルの採用によって操縦安定性能が向上、運転が楽しくなるハンドリングを実現しています。また「SUV専用低発熱密着ゴム」の採用により、ウエット性能と低燃費性能を両立。雨の日も安心したドライブを楽しめます。
適合車種:スズキ ジムニー、三菱 デリカスペースギアなど

WINTER MAXX(ウィンターマックス)

「WINTER MAXX」はダンロップのスタッドレスタイヤブランドです。ラインナップにある「WINTER MAXX 02」は、ダンロップ史上最高傑作とうたわれる乗用車用ハイスペック・スタッドレスタイヤです。

氷上性能が一段と長持ちになったほか、空洞や混入物が少ない高密度ゴムの採用で摩耗の発生を抑制、従来品よりライフ性能が向上しました。また、冷えても柔らかい液状ファルネセンゴムを配合した「超密着ナノフィットゴム」を採用することで凍結路面に密着、氷上ブレーキ性能も大幅に向上しました。また、効果的に雪をつかむ新パターン設計により、雪上トラクション性能が向上。雪上、シャーベット路面、ドライ路面でも高い操縦安定性能を実現しています。
適合車種:ホンダ CR-V、ホンダ エリシオンなど

DUNLOP(ダンロップ)タイヤの製造技術

サマータイヤの技術

「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」による高い静粛性の実現

路面の凹凸によるタイヤ内部の空気の振動を抑制するダンロップだけの技術「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」 サイレントコア(特殊吸音スポンジ)2山構造
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従来の技術では困難とされてきたロードノイズのひとつである「空洞共鳴音」の問題に取り組み、独自技術の開発によって「空洞共鳴音」の解消に成功しました。このダンロップ独自の技術が「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」です。

空気圧変動シミュレーションによって得られたデータを解析し、サイレントコアを搭載することで、タイヤ内部の空気振動を吸収し「空洞共鳴音」の低減を実現しました。

「ADVANCED 4D NANO DESIGN」により相反する三大性能を同時に向上

リアルなモデル作成ADVANCED 4D NANO DESIGN ゴムの構造解析 大型放射光施設 SPring8 ゴムの運動解析 大強度陽子加速器施設 J-PARC シミュレーション スーパーコンピューター『京』
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「ADVANCED 4D NANO DESIGN」は、低燃費性能、グリップ性能、耐摩耗性能という相反するタイヤの性能を大幅に向上させるためのシミュレーション解析技術です。

大型放射光施設「SPring-8」、大強度陽子加速器施設「J-PARC」、スーパーコンピュータ「京」を連携することで、これまで解析することができなかった分子レベルでのシミュレーションが可能となり、相反する三大性能を高次元で両立するゴムの開発に成功しました。

「次世代新工法 NEO-T01」の超高精度技術

NEO-T01は、以下のの3つのテクノロジーでタイヤ品質のさらなる向上を達成しました。

メタルコア工法

メタルコア工法 実際のタイヤ内側の形状をした金属の立体成型フォーマー(メタルコア)に、タイヤの各種部材を貼り付けていく工法。 タイヤの真円性を高め、高速ユニフォミティを向上させることで、振動を大幅に抑制。 優れた「快適性能」を実現

全自動連結コントロール

全自動連結コントロール 部材の生成・加工からメタルコアへの貼り付けまでの全てを100分の1ミリ単位のコンピューター制御システムによってコントロール。 それぞれの部材で最適な重量の割り付けが可能となり、従来のタイヤに比べ軽量化を実現。 優れた「快適性能」と「環境性能」を実現

高剛性構造

高剛性構造 実際のタイヤ内側の形状をしたメタルコアで成形から加硫までの工程を行えるため、新たに強靭な素材を補強部材として採用。 走行時の形状変化を抑制し、操縦安定性能を向上。 優れた「快適性能」と「安全性能」を実現
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タイヤ製造の工程を全面的に刷新、ダンロップのタイヤ製造技術の粋を集めた超高精度のテクノロジーで「快適性能」「環境性能」「安全性能」を高い次元で実現していきます。

「DRS」から生み出された様々な技術

タイヤ開発のためのシミュレーション技術は、1998年に発表されたデジタルローリングシミュレーション(DRS)を皮切りに、2002年には「DRSⅡ」、2006年には「DRSⅢ」へと進化しました。このシミュレーション技術(DRS)により、様々なダンロップ独自の技術が生まれタイヤの進化に貢献しています。

シミュレーション技術からは、以下のような革新的なテクノロジーが想像されています。

天然ゴム 天然ゴムは「気密性」が低い 気密性を高める合成ゴムの開発 合成ゴム 合成ゴムは「気密性」が高い 分子レベルで枝葉を持つ改質天然ゴムに置き換え 改質天然ゴム 合成ゴムに匹敵する「気密性」を確保
環境に優しく高機能な「石油外天然資源技術ENラバー」
シリカ ポリマー
高い低燃費性能・耐摩耗性能を実現する「新マルチ変性SBR」
継ぎ目 サイレントコア無し サイレントコア有り
優れた静粛性能を実現した「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」
サイド補強層
ランフラットタイヤの性能を支える「DSST(DUNLOP Self-Supporting Technology)」
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スタッドレスタイヤの技術

「超密着ナノフィットゴム」による氷上性能の向上

凍結路面で滑るのは、凍結路面に目に見えない細かな凹凸があり接触面積が低くなるためです。「超密着ナノフィットゴム」のきめ細かなシリカネットワークにより、ゴムがより細かな凍結路面の凹凸に密着、接触面積が高まり氷上性能の向上が実現しました。

WINTER MAXX01(当社従来比) より微細な領域ではまだ密着の余地がある WINTER MAXX02 「超密着ナノフィット)採用でより微細な領域でも密着 密着度※1 20%向上
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「MAXXグリップパターン」によるアイス面のひっかき力向上

WINTER MAXX01(当社従来比) 6本 氷上性能向上 ランド費を2%アップ「MAXXシャープエッジ」を17%増量 WINTER MAXX02 7本 「MAXXシャープエッジ」の増量により、氷に対するひっかき成分が増加し、氷上性能が向上。 当社従来比(WINTER MAXX01)との比較において。タイヤサイズ:205/55R16 91Q
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新開発の「MAXXグリップパターン」は、接地性を高めることで凍結路面へのグリップを高めました。さらに「MAXXシャープエッジ」を17%増量し、氷に対するひっかき成分を高め氷上性能の向上を実現しました。また、溝が雪をつかみ踏み固める力である雪柱せん断力を向上させるため、溝に角や交差点を増やしました。この「MAXXグリップパターン」により、効果的に雪をつかみ雪上性能を向上させています。

「液状ファルネセンゴム」によるスタッドレスタイヤの耐久性向上

WINTER MAXX01(当社従来比) 軟化剤オイル配合(従来品) 走行で熱や圧力がかかるとオイルが抜けてゴムが硬化してしまう WINTER MAXX02 液状ファルネセンゴム 液状ファルネセンゴム配合 軟化剤である「液状ファルネセンゴム」がゴム分子と結合し抜けにくいからゴムの柔らかさが持続する
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長くタイヤを使うと、走行で熱や圧力がかかりゴムの中から軟化剤のオイルが抜け、ゴムが硬くなってしまいます。このため、長年使用すると氷上ブレーキ性能指数も下がり、氷上性能も低下していきます。新軟化剤の「液状ファルネセンゴム」は、ゴム分子と結合し抜けにくいためゴムのしなやかさを保つことができます。硬くなりにくいゴムで氷上での効き長持ち性能を持続させます。

TIREHOOD TIREHOODとは?

タイヤフッドはタイヤ選びから取付までワンストップ。近所で手間なくタイヤ取付ができるサービスです。

  • STEP.1

    WEBでタイヤを探す

  • STEP.2

    手ぶらで近くの取付店へ

    ※自宅配送も可能です

選択肢を選んで、あなたに最適なタイヤを探してみよう

Q. タイヤサイズの確認方法が分からない方

A. タイヤ側面・車内のステッカーに記載されています。

タイヤサイズの調べ方

①タイヤサイズはタイヤの側面に、メーカー名や商品名とともに表示されています。下記の写真の場合「205/65R15」がタイヤサイズになります。

②運転席側ドアを開けた内側の部分に、タイヤサイズとタイヤ空気圧が記載されているステッカーが貼ってあります。(車種によってはないタイプもあります。)


Q. 年式(モデル)の確認方法が分からない方

A. 車検証・シートベルトに記載されています。

年式(モデル)調べ方

①車検証の下記の部分をご確認ください。

・初年度登録年月日(年式)


※『初度登録年月』の左横に『登録年月日/交付年月日』という欄がありますが意味合いは全く違いますので気を付けましょう。


②シートベルトの付け根にあるタグをご確認ください。